カレンダー・スプレッド!最近は多用しなくなりましたが、単純な売り戦略よりも
もっと「OP」の最も恩恵を受ける「時間的価値」を使う戦略、それがカレンダー・スプレッドです。
単純に言いますと、当月限のコールまたはプットを売り、
次月限のコールまたはプットを買います。
※カレンダー・スプレッドでは必ず手前の限月を売り、その次の限月を買います。
プレミアムは、買い玉のプレミアムのほうが売り玉のプレミアムより大きいのでトータルで
支払いが大きくなりますので、Meがよく使うレシオスプレッドとは違います。
デビットスプレッドに限りなく近いデス。カレンダー・スプレッドは225先物が一定のレンジで動く中で当月限のオプションの
時間的価値が剥げる(下がる)ことによって利益を上げるというメカニズムデス。
例えば現在、3月限12000円コールを売り、4月限12000円コールを買うとします。
これでカレンダー・スプレッドの完成。
その後、今日から一週間後、日経が12250円まで上昇した場合売り玉が
イン・ザ・マネーになり、損失が発生しますが、4月限の買い玉の利益によって
カバーされて利益になります。さらに12000円まで上昇しなかった場合売り玉は丸儲け。
3月配当取りで3月中に12000円~12500円のレンジに移行するとするならば
3月限での売り玉は丸儲け。さらに4月限の12000円コール買いを持っていますので
騰がれば騰がるほど利益は広がって参ります。
ここまででイメージついたでしょうか!?^^
カレンダー・スプレッドにおける最大の優位性はオプション取引の最大の優位性と
おなじく「時間的価値」の減少にあります。
↑重要なのは、時間価値の減少は時間の経過に比例するのではなく、
オプション期日が近づくとプレミアムは急減するということです。
カレンダー・スプレッドはこの作用を存分に使います。
つまり、残存日数の少ない期近限月のオプションを売り、ヘッジに期先限月のオプションを買っておくのです^^。ただし注意点があります。
それはスプレッド取引なので、買っている期先限月のプレミアムが売っている期近限月のプレミアム
以上に下がると利益を得られないということ。
そうなった場合に関していろんなケーススタディを考えないとダメです。
買っている期先限月のオプションIVが期近限月のオプションよりも急激に減少するかチェックしたり
原資産価格が一定幅を超えて上昇or下落する場合です。
長期トレンド、週足ベースでチャートをみる癖がついてる方にはカレンダー・スプレッドは
特にオススメしたいと思います。
日足ベースでは長期予測が立てられないので。
とまぁこんな感じのお勉強コーナーもたまにはいいのではないでしょうか。^^。
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